はるか昔、ある詩人がいた
若い頃は留学もしたし
、役人としても過ごしたが
、年を取って官職を追われた後は
、ある風光明媚な山のふもとで暮らしていたそうだ
最初は使用人もそれなりにいて
、訪ねてくる人も多少いたが
、次第に人を避ける
ようになり、ついには雲の中に藁葺きの小屋を建てて
、一人で暮らしていたそうだ
そうして数年が経ち
、しばらく姿が見えなくなったため
、知人が訪ねてみると
、人が住んでいた形跡が全くなかったのだが
ただ、噂によると
、景色の良い場所を探してぶらぶら
している、風貌の立派な老人が一人いるそうだ
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