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5・18を非難する世論の素顔…アルゴリズムが助長した「偽りの怒り」と「憎悪」

[スワンニュース=キム・ドンジュ記者] 去る5月18日、光州民主化運動はいつの間にか46周年を迎えた。 80年の光州が直面した痛みと犠牲の前に頭を垂れるどころか、市民軍を依然として「暴徒」と貶め、「全斗煥独裁」を擁護する勢力の歴史歪曲には、断固とした批判で立ち向かわなければならない。 例えば、韓国のスターバックスが5・18を記念して実施した「タンクデー」や、「机にドスン!」というキャッチコピーのイベントは、代表的な歴史歪曲であり、被害者に対する二次加害である。 この日、スターバックスのイベントのニュースを知った李在明大統領は、光州の犠牲者たちの血に染まった闘争を冒涜し、彼らの人権と傷を否定する、低俗な商人の非人間的で常軌を逸した行動だと批判した。

「スレッドで『共産主義打倒』なんて言ってる連中がいるな。いつの時代の共産主義だ、本当に退屈だ。」

依然として5・18民主化運動をめぐり、「共産勢力の介入説」という古臭い陰謀論に固執する人々に向けて、本紙が仕掛けた興味深い社会実験の幕開けだった。やや刺激的で挑発的なこの2文からなる短い記事に対する反応は、予想以上に熱かった。 当日、スターバックスのイベント騒動と重なったためかどうかはさらなる分析が必要だが、記事が掲載されてからわずか2日で閲覧数は2,800回を突破し、コメント欄はまさに修羅場と化した。

興味深い点は、数字の不均衡だった。この記事が受けた「いいね」はわずか16件に過ぎなかったが、コメントだけで実に142件も寄せられた。 インターネットスラングでいわゆる「比率破綻(Ratioed)」と呼ばれる現象だ。投稿に対する肯定的な共感よりも、怒りに駆られて飛びついてきた人々の怒りが9倍以上も圧倒的だったことを意味する。 かつて「クリーンゾーン」あるいは感性的な日常を共有するプラットフォームとして注目されていた「スレッド」が、いかにして最も極端なイデオロギーの戦場へと変貌したのか、本紙が自ら「実験台」となり、その狂気の真っ只中を観察した。

「2026年の一党独裁説」と被害者意識……常識が通用しないもう一つの現実

実験の対象となった極右・保守派のユーザーたちの反射神経は、恐ろしいほど定型化されていた。彼らにとって「滅共」や「共産主義」とは、論理的な思考を経る前に、脊髄反射レベルの怒りを引き起こす「発作ボタン」だった。

コメント欄の論理は、最初から因果関係から外れていた。2026年現在の自由民主主義の大韓民国について、「現在の李在明政権は一党独裁政権だ」と憤りをぶつける荒唐無稽な世界観が現れるかと思えば、歴史的な悲劇である5・18民主化運動に言及すると 「お前たちだけが称えるべきかのように、他人は近づくことさえ許さないくせに、何て馬鹿げた話だ」と、古臭い陣営論と被害者意識をぶちまけた。

彼らにとってSNSは、情報交換や他者とのコミュニケーションの場ではなかった。自分が支持しない陣営を「絶対悪」と規定し、見たい陰謀論だけを消費しながら、自ら構築した「代替現実(Alternative Reality)」の福音を広める場に近いものだった。 対話や常識が通用しない「知的真空状態」、それこそが、デジタル部族主義に中毒した者たちの素顔だった。

憎たらしい漫画のキャラクターと穏やかな退場……削られた打撃感

論理的な反論ができなくなったユーザーたちが選んだ武器は、「メッセンジャー攻撃」だった。 「左翼の論理」「そんなに嫌なら北朝鮮へ帰れ」など、本記者の精神状態や政治的傾向にレッテルを貼る人身攻撃の誤謬(ad Hominem abusive)を犯す主張が主流を占めた。 論拠に基づいた健全な批判どころか、ただ発信者を貶めるために飛びかかってきた彼らは、ついには本紙取材陣のプロフィール写真を盗用し、嘲笑を交えた非難コンテンツを作成するに至った。

しかし、この荒々しい暴走を止めたのは、より大きな怒りではなく、極端な「軽さ」と「冷笑」だった。 本紙は、取材陣の顔を使って悪ふざけをしていた者たちに対し、むしろ彼らを憎たらしいほど嘲笑っているかのような微笑みを浮かべている漫画キャラクター「スポンジ・ボブ」をプロフィール写真として掲げた。 国の存亡をかけて、血を吐くほど真剣に記事を書いていた彼らは、画面の向こうから自分たちを憎々しく嘲笑う黄色いスポンジのキャラクターと向き合わなければならなかった。

▲ 本紙のスレッド投稿に寄せられた、いわゆる「右派」のネットユーザーによるコメントを、テキストマイニングの手法を用いて可視化したインタラクティブ画像。(単語の上にマウスを合わせると出現頻度を確認でき、現在、本紙のデータ分析チームが可視化の高度化作業を進めています。)

スレッドへの反応がこれほど熱くなるなんて思わなかった

予想以上に激しい、いわゆる「右派ネットユーザー」たちの反応には驚かされた。21世紀においてイデオロギー論争は無意味だという趣旨のもと、やや過激な表現を用いて行われた一種の社会実験だったが、その結果は期待以上だった。

興味深いのは、彼らのスレッドプロフィールを見ると、一様に自分を「右派」だと主張しているという事実だ。しかし、普遍的かつ倫理的な基準から見て、自分と意見が異なるという理由だけで盲目的な非難を浴びせる彼らは、右派ではなく「極右」に近い。 もし本紙が掲載した記事に異論があったのなら、感情ではなく合理的な論拠に基づいて対応すべきだった。

結局、理性的な対話が不可能な彼らに対して、私たちにできることは、ただ健康を祈り、良い一日を過ごしてほしいというメッセージを残すことだけだった。 20世紀の冷戦時代に時間が止まってしまったかのような彼らを見て、SNSが彼らにとっては単に感情を吐き出すゴミ箱に過ぎないという、苦い印象を拭い去ることができなかった。

怒りを届け、対立を売りさばくプラットフォームの経済学

今回の48時間にわたるソーシャル実験が残した最も重い問いは、ユーザーたちの狂気そのものではない。「なぜこの投稿が、あれほど速く彼らのフィードに配信されたのか」ということだ。 その答えは、プラットフォームが設計したアルゴリズムシステムにある。現代のSNSのアルゴリズムは、ユーザーの滞在時間を最大化するために設計されている。人間が最も長い時間画面に釘付けになる感情は、共感や喜びではなく、まさに「怒り」と「嫌悪」なのだ。

本紙が仕掛けた餌に食いついた初期ユーザーたちが過激なコメントを書き始めると、アルゴリズムはこの投稿を「トラフィックを生み出す優良コンテンツ」と認識した。そして、より多くの保守派ユーザーのフィードにこの怒りを「配信」した。 プラットフォームのシステム自体が、対立を癒やすどころか、対立を糧に成長する巨大な「Rage-Bait(怒りを誘発する)の経済学」の上に立っているわけだ。

ここに、少数勢力の意図的な操作が拍車をかけている。実際、本紙の取材陣がスレッド内の他の投稿を精査していた際、興味深い現象を目撃した。5・18民主化運動を非難するアカウントを1つブロックしたところ、連鎖的に3つのアカウントが同時に消えたのだ。 ユーザーの間でも、すでに「複数アカウントを動員した世論操作」として、同様の体験談を共有する投稿が少なくなかった。 結局のところ、プラットフォームを覆い尽くした5・18に対する無差別的な憎悪は、大韓民国社会の絶対的な主流意見ではない。少数勢力が、複数アカウントという偽の拡声器を意図的に拡大して作り出した「人為的な錯覚」に過ぎない。

デジタル戦場の扉を閉めて外へ出る途中、ドーパミンによる高揚感の後に、苦い現実の衝撃が押し寄せてきた。アルゴリズムが仕組んだ怒りの沼の中で、私たちは毎晩、実体すらない幽霊に向かって、キーボードを壊すかのように打ち続けているのではないか。 21世紀の真っ只中で、常識はそうして毎晩、SNSの検索窓の中で切り刻まれている。

キム・ドンジュ記者

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